【周りに合わせたら負け】日本のサロン施術単価が異常に低い理由と、脱・消耗戦のための生存戦略

はじめに:
なぜ日本の技術者は
「安売り」で疲弊するのか?

この記事の筆者

CASTFILE株式会社 代表|青島 コウ

サロンを経営するオーナーであれば、誰もが一度は、いえ、毎日そう願っているのではないでしょうか。

私も一人のサロンオーナーとして、同じ想いを抱き続けてきました。

日本の美容・サロン業界には、暗黙の了解として「10分1,000円」という相場観が存在します。

60分の施術で6,000円なら良い方で、クーポンサイトを見れば「60分 3,980円」や「ネイル定額 4,000円台」といった価格も珍しくありません。

ネイル、アイラッシュ、エステ、リラクゼーション……。

一歩海外へ出て欧米を見渡せば、この価格設定がいかに異常(低すぎる)かが分かります。

物価も材料費も上がっているのに、なぜ日本の「施術費」だけが取り残されているのでしょうか?

今回は、私たち美容技術者が陥っている「構造的な罠」と、そこから抜け出し、技術者がもっと幸せに働くための「勝ち方」についてお話しします。

目次

◎ 私たちが育ててしまった「比較サイト」という怪物

【プラットフォーマーの功罪】

最大の原因は、日本特有の強力な「集客プラットフォーム」の存在です。

スマホ一つでエリア内のサロンを一覧表示し、価格を安い順に並べ替える。

消費者にとっては、これ以上ない便利なサービスでしょう。

しかし、店舗側にとってはこれが「地獄の入り口」となりました。

隣の店が「オフ込み 4,980円」を出せば、うちは「4,500円」にせざるを得ない。

技術や空間、ホスピタリティではなく、「価格」という単一のモノサシだけで比較される土俵に、私たちは自ら広告費を払って乗り込んでしまったのです。

皮肉なことに、サロン側が資金を出し合って、自分たちの首を絞める「価格競争マシン」を育ててしまったのが、今の日本の現状です。

◎その価格、本当に「利益」が出ていますか?

【脱・どんぶり勘定のススメ】

多くのオーナーが、メニュー価格を決める際に「周りのサロンの相場」を見てしまっています。

このエリアの平均が5,000円だから、うちはこれくらい。。。

この考え方は非常に危険です。

大手チェーン店や多店舗展開しているサロンは、「薄利多売」でも利益が出る仕組み(大量仕入れ、高額広告費の投入、回転率重視のマニュアル化)を持っています。

個人サロンや小規模店が、彼らの真似をして同じ価格帯で戦えば、待っているのは「消耗戦」だけです。

見るべきは「隣の店」ではなく、「自店の通帳(PL)」です。

その単価から、家賃、商材費、光熱費、そして「あなたの生活を守るための人件費」を引いた時、ちゃんと利益は残りますか?

身を削って施術をしているのに、手元にお金が残らないなら、それは経営ではなくボランティアになってしまいます。

◎「都心部」への憧れを捨て、「郊外」で勝つ

【逆張り(ランチェスター)戦略】

「売れたら都心の一等地へ」というのは、一昔前の成功法則かもしれません。

実は今、ネイルやエステなどの個人サロンほど、「郊外」の方が高単価で安定した経営ができるケースが増えています。

都心部:
家賃が高く、競合が同じビルに何件も入っている。クーポン目当ての浮動客が多い(=価格競争が激しい)。

郊外・地元:
家賃が安く(自宅サロンなら更に安い)、競合が少ない。地域に根付くことで「あなたにお願いしたい」という濃いファンがつきやすい。

郊外には「求人が難しい」というデメリットはありますが、そもそも個人〜数名でやるなら問題になりません。

まずは地元の郊外で、適正な単価でしっかりと利益が出る「強いサロン」を作る。

都心部へ戦いに行くのは、その盤石な基盤ができてからでも遅くはありません。

◎自分の「強み」で値付けをする勇気を持とう

物価高騰、社会保険料の増加、最低賃金の上昇。

コストは上がり続けているのに、サービス単価だけが変わらないのは、あまりにも悲しいことです。

日本の高い技術レベルを支えているネイリスト、アイリスト、セラピストたちが、もっと豊かになるべきです。

そのためには、勇気を持って「安売りのプラットフォーム」から目線を外し、自分たちの価値(強み)に見合った価格をつけるしかありません。

「みんなが安くしているから」

ではなく、

「私はこれだけの価値を提供するから、この価格です」。

そう胸を張って言えるサロンが増えることが、業界全体の幸せにつながると信じています。

まとめ

プラットフォーム上の価格比較競争には参加しない。

大手の真似はしない。

小規模サロンには小規模サロンの勝ち方がある。

まずは郊外で、高単価・高利益のモデルを確立する。

CASTFILEは、そんな「自分の価値を大切にする技術者」を、デジタルの力で支えたいと考えています。

安売り集客に頼らず、リピーター(ファン)を大切にする経営へ、今こそシフトしませんか?

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よくある質問

「美容カルテキャストファイル」とはどのようなサービスですか?

美容室、エステサロン、ネイルサロンなどの美容業向けに特化した、電子カルテ、顧客管理、予約管理などが一体となったクラウド型サービスです。

どのような業種・規模のサロンに適していますか?

美容室、エステサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン、フィットネス、ヨガ、脱毛サロンなど、幅広い美容業でご利用いただけます。個人サロンから複数店舗展開されている規模まで対応可能です。

導入までの流れを教えてください。

キャストファイルのアカウント登録をしていただければすぐにフリープランかた利用開始可能です。

無料トライアルやデモはありますか?

はい、利用開始時は全てのサロン様がフリープランとなります。クレジット登録も不要です。すぐにお試しいただけます。

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